元WEB小説のおすすめ作品5選

WEB小説の作品の中には、アニメ化や書籍化を機に、サイトから削除された作品がいくつかあります。すでにWEBで読むことは出来ませんが、元WEB小説ということで、面白い作品を紹介してみたいと思います。

削除されていないおすすめWEB小説はこちら

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この素晴らしい世界に祝福を!

作者は暁なつめ先生です。ジャンルは異世界転生。書籍化、コミカライズ、アニメ化している超人気作品です。小説家になろうに乗っていた作品です。

引きこもりの少年佐藤和真の人生は呆気なく幕を閉じたはずだったが、目を覚ますと、女神を名乗る美少女が。異世界に一つだけ何でも持って行けるといわれ、カズマは女神を指名する。カズマと女神アクアの異世界生活がスタートする、というストーリーです。

なろう発のギャク小説では、最高傑作だと思います。メインキャラクターの四人、主人公、カズマとヒロインのアクア、めぐみん、ダクネスは全員が個性的で、面白いキャラクターです。ヒロインたちは、面白いだけでなく可愛いキャラクターでもあります。

ストーリーはテンプレートな、なろう系作品とは少し違う感じです。主人公のカズマも、チート能力を持っているというわけではありません。ハーレム要素はあります。

コメディ作品として非常に優れた作品だと思います。笑える小説をお探しのかたいかがでしょうか。

幼女戦記

作者はカルロ・ゼン先生です。ジャンルは異世界転生、ミリタリー。書籍化、コミカライズ、アニメ化された人気作品です。Arcadia発の作品です。

近代くらいまで技術が発展した異世界にエリート・サラリーマンが、ターニャ・デグレチャフという名の幼女として転生した。その世界は戦時中で、才能のあったターニャは、幼女ながら軍を指揮することになる、というストーリーです。

設定の作りこみ、オリジナリティなどすべてがハイレベルな一作です。転生物で、近代戦が行われている世界に行くというのはほかにないと思います。主人公ターニャも魅力的なキャラクターだと思います。

文章が若干読みにくいという欠点があり、小説版からだと話に入り込み辛いかもしれないので、個人的にはコミカライズ版を先に読むのをおすすめします。コミカライズ版は漫画を担当している、東條チカ先生が画力も高く、戦闘シーンの迫力の出し方も非常に上手いので、とても面白く仕上がっています。

魔法科高校の劣等生

作者は佐島勤先生。ジャンルはローファンタジー。書籍化、コミカライズ、アニメ化もされている大ヒット作品です。削除される前は、小説家になろうで累計一位だった作品です。

魔法が現実の技術となった時代、魔法科高校に一組の血のつながった兄弟が入学した。兄は、ある欠陥を抱える劣等生(ウィード)で、妹は、全てが完全無欠な優等生(ブルーム)。二組の兄弟が入学し、平穏だった学園に波乱の日々が訪れることになる。

小説家になろうというサイトの知名度を大幅に高めた作品の一つです。俺TUEEE要素が強い作品で、なろうテンプレの先駆者的作品でもあります。ただ俺TUEEEしている作品ではなく、設定がかなり緻密に練ってあるクオリティの高い作品でもあると思います。なろう系が好きな方は、読んでおくべき一作だと思います。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

作者は大森藤ノ先生です。ジャンルはハイファンタジー。書籍化、コミカライズ、アニメ化されている大ヒット作品です。Arcadia発の作品になります。

迷宮都市オラリオ、ダンジョンと呼ばれる広大な地下迷宮を保有する都市。少年ベル・クラネルはある日、ダンジョンで女性に一目ぼれをする。その女性は、剣鬼と呼ばれる、凄腕の冒険者。今の弱い自分では、相応しくないと思ったベルは、相応しい男になるために冒険者になる。

王道少年漫画のような作品です。惚れた女性のために努力をする主人公ベルの姿に、引き込まれるものがあります。非常に文章力が高いため、強く感情移入することが出来る作品です。設定も独特で、オリジナリティも高いです。万人におすすめ出来る名作です。ぜひ読んでみて下さい。

君の膵臓を食べたい

作者は住野よる先生。ジャンルは現代恋愛、ヒューマンドラマ。書籍化、映画化済みのベストセラー作品です。小説家になろうに投稿されていた作品です。

男子高校生の『僕』は、病室で一冊の本を拾う。「共病文庫」というタイトルで、筆者はクラスメイトの山内桜良だった。そこにはもう余命いくばくもないと書かれていた、というストーリーです。

所謂泣ける小説です。心情描写が巧みで、あまり他人に興味のなかった主人公が、桜良と関わっていき、惹かれていく様子に、強く感情移入出来ます。タイトルの回収も見事な作品だと思います。ベストセラー小説という事もあり、誰が読んでも面白いと思える作品だと思うので、興味のある方、読んでみてはいかがでしょうか?