エクストラルール ～異世界で召喚魔術士。手札の減らないカードゲームは最高です～ ★★★（ハイファンタジー/異世界転移/小説家になろう）
作者は青井いわし先生です。ジャンルはハイファンタジー、異世界転移。文字数は46万文字。小説家になろう連載中の作品です。
本来、その世界にはあり得なかった法則――エクストラルール。
ＴＣＧを趣味にしていたサラリーマン、凪原小太郎（ナギハラ・コタロー）は、学生時代の旧友たちに会いに行こうと心に決めた瞬間、交通事故に遭う。
気づけばそこは、見知らぬ森の中。
異世界の「エクストラルール」として降り立ったコタローは、手に入れたスキルを使ってモンスター溢れる異世界を生き抜く。
召喚できるモンスター、発動する呪文（スペル）、使っても減らないカード。
初期ＭＰはたったの１。
レベルを上げて、仲間と出会って、手札を増やして。
目的は一つ。会いそびれた旧友たちと会って、もう一度バカな話をすること。
強くなれればそれもできるかも。
そう信じて、『伝説』のカードたちを喚び出しながら、魔術士として、召喚術士として駆け上がっていく。
これは、どこにでもいるただのカードゲーマーが、英雄になる。
そんなよくある物語。
エクストラルール ～異世界で召喚魔術士。手札の減らないカードゲームは最高です～
この作品の魅力
異世界系の作品にカード要素を入れた作品。たまに見ることもありますが、カードというのは珍しい題材であることは間違いないです。
カードを集めてどんどん強くなっていくという作品で、主人公自体がめちゃくちゃ強くなったりするというわけではなく、主人公も無双するというほど、圧倒的に強くないので、無双系の作品が苦手な方は楽しめると思います。
カードという題材なので、あまりカードゲームに親しみの無い方には、入り込みにくいストーリーにはなっています。カードゲーム好きには受ける要素が多い作品です。
小説家になろうに投稿されているような異世界転移系の作品にしては珍しく、主人公が現実世界へ帰還することを目標としています。
小説家になろう作品を読んでいていて、異世界に転生したのに元の世界に戻ろうと思わない主人公の心理状態に共感できないという人もいると思います。そういう方でも話に入り込めます。
ストーリー展開は非常に熱い王道的展開がある作品です。捻った展開はないので、そういう作品を読みたい方は物足りなく感じるかもしれませんが、普通に熱い面白い少年漫画的な面白い作品を読みたいという方はハマると思います。
主人公のコタローは、正義感や倫理観をきっちり持っている、万人が好感を持てる性格の良いキャラクターです。ヒロインたちはそこまで印象に残らない感じではあるので、そこは欠点かもしれません。
カード好きが読んだらより楽しめる作品でしょう。作品ページはこちらです。
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