【小説家になろう攻略法】日間ランキング攻略【中級編】

2022年1月5日

初級編で面白い小説の書き方はある程度分かったと思います。しかし、面白ければポイントが入ってランキングを駆け上がり、大人気作になるかというと、そう単純ではありません。

自分の作品が如何に面白いかを読んでもらえる前にアピールし、大勢の読者を集めなければなりません。

それだけでなく、ほかにも読者からポイントを貰うためのテクニックがいくつかあります。

中級編ではそれを説明していきます。これを読めばあなたも書籍化作家になれるかもしれません。

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タイトルの付け方

小説家になろうではタイトルが極めて重要です。

ここでは投稿してすぐに人気が出るタイトルの付け方をお教えします。

なろうのランキングを見て、自分の作品にこんなタイトル付けたくない! と思う方は読み飛ばしてこちらから読んでください。普通のタイトルでも、内容が良ければランキングを上がることは出来ます(一章完結くらいの文字数が必要ですが)。

それから、タイトルの付け方に関して、女性向けの作品で人気を取ったことがないので、それに付いては教えられません。恐らく追放系とそう大きくは変わらないと思いますが、実績がない段階で説明するのはやめておきます。この先、書くと思うので、その時、人気を取れたら追記します。

人気の出やすいワードを知る

タイトルを付けるのに必須なのは、とにかくなろうで人気のワードを知ることです。それをタイトルに取り入れる必要があります。当然、タイトルに特定のワードを入れると、作品の自由度、作風の幅は狭くなってしまいますが、それは仕方ないと割り切る必要がありますね。

小説家になろうにて人気の出やすいキーワードは色々ありますが、投稿直後からPVが多いワードは、

『追放』『ざまぁ』『婚約破棄』『悪役令嬢』です。これらのワードがタイトルに含まれている作品は、PVが伸び、ブクマとポイントが入りやすい傾向にあります。

『転生』、『転移』はキーワードに含めたら人気なるというわけではないですが、展開としては今でも根強い人気があります。

『追放』には、『クビ』『解雇』『捨てられる』などちょっとだけ捻った言い方をする場合もあります。追放だけでは目立たないかもしれないので、言い方を変えたワードを考えてみるのも効果的です。

ほかにも『世界最強』『無双』『ハーレム』『実は最強』など、俺TUEEE展開を感じさせるワードがあった場合、人気が出やすくなるでしょう。特に追放やざまぁと掛け合わせると、相乗効果が生まれます。

なろう読者の多くは、俺TUEEE展開を求めていますが、ただ俺TUEEEするだけでは弱いです。一度不遇な立場に落とされてから俺TUEEEする、または周りからは弱いと思われている立場だけど、実は最強、みたいな感じにすると、人気が出る確率が上がります。

それから人気の出やすい主人公の職業というのがあります。『冒険者』『賢者』、などです。

人気の出ない職業に主人公を設定していた場合、作品のPVが伸び悩む可能性がありますので、人気出る職業を書いていきます。

先程書いた『賢者』『冒険者』。それから、『鍛冶師』『テイマー』『村人』『勇者』『魔王』『ヒーラー』『魔術師』『剣士』『騎士』『暗殺者』『召喚師』『貴族』『王子』『薬師』『錬金術師』『聖女』『兵士』、人外なら『エルフ』『スケルトン』『リッチ』『ゴブリン』『スライム』です。主人公をこれら職業以外に設定してしまうと、苦戦する可能性が高まると思います。

作品の内容が分かるように書く

小説家になろうでは、タイトルで内容がある程度分からなければ、読者は作品を読んでくれません。

特にスマホで読む人が主流の現在だと尚更です。スマホでは新着欄のあらすじが隠れていて読まれづらいので、タイトルだけで面白そうか判断して読んでいる人が多いです。

タイトルに、誰が、何をして、どうなったのか、まで書く必要があります。

そこまで書いたら展開が分かるから面白くないんじゃないか? と思われる方はいると思います。

個人的には私もそう思うのですが、実際はタイトルで内容が分かる方が読まれやすいのは間違いありません。なろうには大量の作品があるので、どんな展開か全く分からないタイトルは、読者の目に止まってくれないのでしょう。

どんな感じにすればいいのか、『桃太郎』を例に説明をしていきましょう。

『桃太郎』、このようなタイトルだとなろうでは人気は出辛いです。主人公の名前は分かるのですが、この桃太郎がどんな力を持っているのかが分からないし、何をして、どうなるのかも分かりません。

大きな桃を拾ったら、中から赤ん坊が出てきた~桃太郎と名付けて育てたら、鬼ヶ島の鬼を蹴散らすくらい最強になった~

こんな感じに、詳しく説明した方がなろうでは人気が出やすいです。まあ、このタイトルでは拾ったおじいさんとおばさんが主人公みたいになっているので、若干間違っていますが、方向性はこんな感じなので、参考にはなるかと思います。

今度は先ほど説明した人気の出やすいワードを使って、タイトルを作っていきたいと思います。

不遇職、鍛冶師で無双する~幼馴染に裏切られ実家から追放された貴族の三男、鍛冶スキルを極めたら最強になったので裏切った奴らにざまぁすることにした~

不遇職、鍛冶師になった貴族が追放された→スキルを極めてざまぁする、と、不遇な状態から最強になり、さらにざまぁをすると、なろうで人気の展開であるということが、タイトルできちんと分かるようになっています。恐らくですが、こういうタイトルにすればかなりのPVが投稿直後から集まるでしょう。

サブタイトルを使う

サブタイトルとは、私の作品で例にすると、『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる~弱小領地の領主に生まれたので、優秀な人材を集めていたら、最強領地になってた』これの~弱小領地(略~の部分です。

このようにサブタイトルを使った方が、読まれやすくなると思います。

また、書籍化の可能性も体感的にはサブタイトル付きの方が高いです。

恐らくメインタイトル、サブタイトルとなっていた方が、表紙を作りやすいのでしょう。書籍化も意識するのなら、サブタイトルを付けることをおすすめします。

また、メインタイトルは短く、サブタイトルは長く、という構成にするのをおすすめします。

流行った言葉や有名な言葉を取り入れてみる

ネット上で流行った言葉を入れると、PVが伸びやすくなります。

例えば、『真の仲間』という某ファンタジーゲームの有名なセリフがあり、これをタイトルに取り入れて人気を博したなろう作品があります。

ほかにもネットで流行った言葉というのは色々あるので、調べて使ってみてはいかがでしょうか?

あくまでネットで流行った言葉で、テレビでやっている流行語大賞に出るような言葉ではないので、注意は必要です。

テンプレ作品の書き方

小説家になろうにはいくつかテンプレ作品があります。

テンプレ作品は正直めちゃくちゃ人気を取りやすいです。

先程説明したような、受けるタイトルを付け、その上でそれなりに質の高いテンプレ作品を書ければ、ランキングトップ5に入ること間違いなしです。

追放

ここ数年間ファンタジージャンルで一番流行っているテンプレは、間違いなく『追放』でしょう。

主人公が所属していたパーティー、もしくは騎士団などの集団から、主人公が追放されるところから始まるテンプレ作品です。

追放の流れをざっと説明すると、

追放される→実は主人公は有能で、追放後に出来た仲間に認められる→追放した者たちは主人公がいなくなり酷い目を受ける

という感じです。

理不尽な扱いを受け追放される主人公に読者は感情移入します。その後、主人公がほかの場所で認められる幸せになることで、読者にカルタシスを与えます。さらに追放した者たちが酷い目を受けることでも、カルタシスを与えることが出来ます。二重の面白さがあるのが、追放というテンプレの特徴でしょう。人気があるのも頷けます。

追放を書くには、主人公が、いかに理不尽に追放されたのかをきちんと丁寧に描写する事です。これを上手く書くことで読者が主人公に感情移入できるようになるでしょう。

追放描写を書く際は、理不尽な扱いを受けている主人公の心の声を正確に描写する必要もあります。そうすれば、さらに読者は主人公に感情移入できるでしょう。

主人公を追放した者たちが酷い目に会って行くのは、段階的な感じにするべきです。基本は主人公視点で物語を進めていき、時折、追放した者たち視点に変更して段階的にひどい目に遭っていく、という感じにすれば、読者の興味を途切れず、ある程度長い期間人気を維持することが可能になります。

最後、追放した者をざまぁ、するシーンは一番の見せ場となるので、特に気合を入れて書きましょう。そうすれば読者も大量にポイントを入れてくれ、ランキングを駆け上がることが出来るでしょう。

転生、転移

異世界転生、転移は、現在の小説家になろうでは通常のハイファンタジーとは隔離されており、ランキングからのポイントが入りにくくなっています。ただ、入りにくいとってもジャンル別5位に入れば、高ポイントにはなれますし、書籍化の可能性も高いので今でも書くべきジャンルだと思います。

転生、転移は追放よりも作品の自由度は広いです。現実世界で不遇な立場→異世界に転生、転移して活躍、という構造を守っていれば問題ないので。

主人公を最強にする必要も、実はあまりありません。ある主人公が活躍する展開にさえすれば問題ないと思います。

転生転移を書く上で一番重要なは、アイデアを考える力だと思います。

なろうといえば転生、転移物、と思う人は多いでしょうから、投稿数はトップクラスだと思います。

それだけに平凡な発想の作品は、埋もれてしまいやすくあまり読まれない可能性が高いです。

アイデアが必要と言われると、何だか凄く難易度が高い事を要求されていると思われるかもしれません。

なろうで人気を取るために必要なアイデアというのは、今までに全くなかった新しいアイデアというより、今までにあった要素をうまく組み合わせたありそうでなかったアイデアです。そう考えるとそんなに難しくないと思いませんか?

既存の人気作を読んでみて、良いと思った要素を取り入れて設定を作っていけば、人気作になるかもしれません。

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読みやすく書こう

読みやすい文章は小説家になろうで人気を取るためには欠かせない物です。

読みやすくするには、句読点の付け方で文章にリズムを付けるとか、もしくは難しすぎる感じを使わない、一行の長さを工夫するだとか、色々コツがあるのですが、そういうのは一朝一夕では身に付きません。プロの読みやすい小説を何冊も読むことで、どういうリズムが読みやすいのか、と感覚的に身に付いていくものだと思います。

小説家になろう含めネット小説投稿サイトは、横書きになっているのが一般的です。通常の縦書き小説と横書き小説とでは、読みやすい文章というのが異なります。特に努力をしなくても、ちょっとしたコツを知るだけで、遥かに読みやすくなるので、そのコツを教えます。

まず、長文の後にはなるべく空行を入れます。

セリフと地の文の間にも空行を入れます。

この空行を入れるというのが、横書きで読みやすくするには欠かせない物です。

たまに空行なしでびっしり書かれている作品を見ますが、横読みだと凄く読みにくいです。読みにくいと内容を読まずに、読むのをやめられてしまいます。凄く勿体ないと思うので、なるべく空行は入れるようにしましょう。

それから一文を短くしましょう。いらない言葉は削って一文を短くし、さらに頻繁に改行を入れることで文章にテンポが出て読みやすくなります。しかし、短文ばかりですとテンポが単調になっていしまい退屈な文章になりますので、たまに長文を挟むとより良いでしょう。

あとがきでのポイントお願いの重要性

小説家になろうを読んでいて、あとがきで、『面白いと思った方、ブックマーク、ポイントをお願いします』のようなポイントをお願いする文章を見たことがあると思います。

正直、読者としては鬱陶しいからやめて欲しいと思う方もいるかもしれませんが、小説家になろうに投稿するうえではポイントをお願いするのは非常に重要な事なので、やっていない人はやるべきです。

ポイントの要求は規約違反じゃないのか? と思われるかもしれませんが、面白かったらポイントをお願いします、のような書き方は規約違反ではありません。ランキングの信頼性を崩すような行為を小説家になろうは禁じていますが、面白いからポイントを入れて下さい、という分には特に信頼性を崩してはいませんよね。

効果があるの? と思う方がいると思いますが、間違いなく効果はあります。目に見えてポイントの入りが良くなります。

その証拠にランキング上位にいる作品は、ほぼあとがきでポイント要求をしています

ポイント要求なんてしなくても面白い作品ならランキングに乗れると思う方もいらっしゃると思います。間違ってはいないと思いますが、そもそもポイントお願いをしていようがしていまいが、ランキング上位にある作品は面白い作品なんです。これが面白い作品? とランキングを見て思ったかもしれませんが、大勢いるなろう読者に認められた作品だというのは間違いありません。

面白い作品を書いて投稿しても、ポイントお願いをしなければ、ポイントお願いをした面白い作品>>普通の面白い作品、となってしまい、ランキングでは負けてしまいます。ランキングが一個でも上がればそれだけ、読んでくれる読者が増えます。あとがきにちょっとした文章を入れるだけで、読者を増やせると考えれば、やらない手はないのではないでしょうか?

みっともないという気持ちも分かります。しかし、個人的に作者が考えるべきは、『いかに面白い作品を書く』『自分の作品をいかに多くの人に読んでもらうか』の二つだけだと思っています。みっともなくても読者を増やすため最善を尽くすべきであると、私は考えます。

投稿頻度を高めるべき

最初にランキングに乗るためには、投稿頻度を速めるのが必要不可欠です。

新しい話を投稿すると、小説家になろうトップページにある、新着小説一覧に掲載されます。ランキングに乗らないうちは、新着にからしか読みに来る人はいないので、単純に乗る回数が増えれば読者の数も増えます。

序盤は最低でも一日に二話は投稿しましょう。

それから自身の日間ポイントを把握しておく必要があります。

どんな作品でも、ランキング上位に行くには、日間ランキングの下位に作品が掲載されるようにしなくてはいけません。

小説家になろうでは4時、11時、18時に日間ランキングが更新されます。更新時間を知っておけば、それぞれの時間の日間のポイントはいくらか計算は出来ると思います。

ポイントの入りが良く、ランキングに乗れそうな場合は、一日二話とは言わず、五話、六話くらい投稿してください。そうすれば、乗ることが出来るでしょう。

書き貯めのススメ

上で説明したように、投稿頻度を上げると小説家になろうではポイント的には有利になります。

ただ、書くのがそれほど早くない人は、中々投稿頻度を高められないかもしれません。

そんな方には書き貯めをおすすめします。30話くらいストックを作っておくと安心です。ポイントの入りが良くなったタイミングで、盛り上がるところまで一気に投稿すれば、ランキング入り間違いないです。

タイトルで人気の取れない作品は、書き貯めることでしか中々ランキングに乗せることは出来ません。タイトルをなろうに寄せたくないと思った方は、必ず大量に書き貯めを用意しておきましょう。

ランキングトップ5を意識しよう

小説家になろうのランキングはトップ5とそれ以下では世界が違います。

というのもサイトの仕様でランキング5までは目に付くところに表示されていますが、六位以下はリンクをクリックしないと見れなくなっています。

五位に入ればPVが爆増しますが、考えれば分かる通り、中々6位以下の作品は5位以上の作品に勝つことが出来ません。5位以上は明らかに優位な立場なので、簡単には勝てないのです。

場合によっては、5位が弱くあっさりトップ5入りすることもありますが、ほぼほぼ6位くらいで足止めを食らう事になります。タイミングが悪ければ5位に上がれず、そのままランキング下位に沈んでしまう事もあります。

確実に5位を狙うために、6位になったタイミングで投稿速度を上げ、一章完結をさせるなど、きりの良いところまで投稿しましょう。そうすると、ポイントを入れてくれる読者が増えるため、5位に上がることが出来ます。

5位まで上がったら、書籍化打診がいつ来てもおかしくありません。

まとめ

今回説明したことをまとめましょう。

・タイトルは人気の出るワードを使い、さらに作品の内容がある程度分かるように付ける。

・文章は読みやすさを意識。

・あとがきでポイントお願いはやっておきましょう。

・投稿頻度を上げましょう。執筆速度が遅い方は書き貯めをしておきましょう。

・ランキングトップ5を意識しましょう。

初級編、中級編と説明したことを実践できれば書籍化できると思います。

上級では書籍化をした方のために説明をしていきます。

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